東京都公安委員会は、警察の民主的運営と政治的中立性を確保するため、警察法に基づいて都民を代表する委員により構成され、独立した合議制の機関として警視庁を管理しています。
公安委員会は、東京都の区域における警察事務のすべてにおいて、警視庁を管理する責任を負っていることから、警視庁の事務についての運営の準則その他当該事務を処理するにあたり準拠すべき基本的な方向又は方法を大綱方針として定め、これによる事前事後の監督を行っています。
具体的には、定例会議等において公安委員会の権限に属する事項について審議、決議を行うほか、事件・事故及び災害の発生状況と警察の取組、治安情勢とそれを踏まえた警察の各種施策、組織や人事管理の状況等について報告を受け、これを指導することにより管理しています。
などがあげられます。
そのほか、公安委員会では、治安情勢や警察業務の実態を把握するため、警察活動の現場や警察施設を視察するとともに、都民の要望に耳を傾け、都民の視線に立った提言に努めています。
東京都公安委員会は、国家公安委員会や道府県公安委員会と常に緊密な連絡を保つように努めています。
また、公安委員会の庶務は警視庁において処理しています。